CORABOSS(コラボス)の誕生にはいくつかの背景があります。
- 医療保険で行う作業療法士や理学療法士による介入の日数が限られるようになり、その後のケアについて、より議論されるようになったこと。
- アンケート調査から在宅生活を送る脳卒中後の方々の装具の修理や見直しの機会が少ないことが分かった(大西・勝谷・中山2011)こと。
- 2010年秋から上下肢痙縮に対するボツリヌス療法(注射による治療)が行えるようになり、痙縮を軽減できるようになったこと。
これら背景を踏まえて、在宅生活を送る脳卒中後の方々のたとえば
- 装具の修理や見直し方など、装具のアフターケアについて
- ボツリヌス療法のあり方やその後の装具のあり方
- 提供されるべき運動療法
を報告したり見たり聞いたり議論したりする場としてCORABOSSは2011年12月10日に設立されました。私たちは、既存の「ボツリヌス療法」「装具療法」「運動療法」のCollaborationから生まれる知見を通した脳卒中者の歩行再獲得を一つの目標とします。